猫との旅行って、ちょっとドキドキしませんか?「猫と一緒に旅をするなんて大変そう」と思う方もいるかもしれませんが、実は準備さえしっかりすれば、飼い主にとっても猫にとっても素敵な思い出になるんです。私も18年間、いろんな猫たちと旅をしてきましたが、そのたびに新しい発見や学びがありました。今回は、そんな経験から得た「猫との旅行を成功させるためのコツ」を7つのポイントにまとめてみました。
旅行前の準備:猫の心と体を整える
まずは、出発前の準備がとても大切です。猫にとって旅行は非日常の連続なので、少しでも安心して過ごせるよう工夫してあげましょう。私たちは、旅行の数週間前から愛猫ミケの健康状態を確認し、旅行に向けた環境づくりを始めました。
例えば、キャリーケースをリビングに置いておき、ミケが自分から中に入るよう促しました。このような小さな工夫が、ミケのストレス軽減につながりました。
健康チェックと予防措置
猫との旅行では、健康状態が万全であることが第一です。
旅行中のトラブルを避けるためには、猫の健康チェックが欠かせません。私の場合、ミケが初めて長距離旅行に挑戦する際、獣医師による総合診断を受けました。その際に軽度の歯周病が見つかり、旅行前に治療することができました。
また、一度旅先でノミ被害に遭った経験から、必ず予防薬を使用しています。これらの準備は飼い主としての安心感にもつながります。

私自身も旅先でノミに噛まれ、大変な思いをしました。猫だけでなく自分自身を守るためにも予防薬は大切です。
旅行に慣れさせる
長距離移動は猫にとって未知の体験です。我が家では臆病なタマの場合、最初は5分間だけ車で移動し、その後徐々に時間を延ばしました。1ヶ月後には1時間以上の移動でもリラックスして過ごせるようになりました。
このプロセスは時間と忍耐が必要ですが、猫のストレス軽減には非常に効果的でした。

個体差がありますが、乗り物酔いをする猫もいます。クロは乗り物に弱く、短時間でももどしていました💦
必需品リスト:忘れずに持っていくべきもの
猫との旅行には、いくつかの必需品があります。以下のリストを参考に、準備を進めましょう。
移動用具
旅行中は猫の安全確保が最優先です。我が家では柔らかい素材で窓付きのキャリーケースを選びました。これによりミケは外の様子を見ながら安心して過ごすことができました。
また、一度ハーネスが外れて走り出した経験から、安全性の高いハーネスとリードも必ず持参しています。

猫の散歩をしていて、ハーネスが外れ走りだす猫もいました。その時は家の近所だったので、すぐに捕まえることができました。旅先でなくて良かったです。
食事関連
猫は環境だけでなく食事にも敏感です。

初めてクロと旅行した際、「現地で買えばいい」と思い普段のフードを持参しませんでした。その結果、新しいフードを拒否し、水分も取らない状態になりました。
それ以来、普段食べ慣れているフードやポータブル給水器、お気に入りの食器は必ず持参するよう心掛けています。特に水分補給は移動中にも重要なので、小型ボトル付き給水器は重宝しています。
トイレ用品
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ポータブルトイレ
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猫砂
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スコップと処理用ビニール袋
トイレは猫にとって非常に重要です。慣れない環境でもストレスなくトイレができるよう、普段使っているものと同じタイプの猫砂を持参することをおすすめします。

猫によってはペットシートでトイレをします。汚れたシートを捨てるだけで済むため、旅行などにとても助かっています。
ただし、排泄後にシートをぐちゃぐちゃにする猫もいるため、猫の性格に合わせた工夫が必要です。
その他
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お気に入りのおもちゃ
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タオルや毛布(猫の匂いがついているもの)
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常備薬(持病がある場合)
私の猫ハナは、いつも使っている毛布がないと落ち着かない性格でした。一度、その毛布を忘れて旅行に行ったときは、ホテルで一晩中鳴き続けてしまいました。それ以来、お気に入りの毛布は必需品リストの最上位に置いています。
移動中の注意点:ストレスを最小限に
移動中は、猫にとって一番緊張する時間です。少しでも快適に過ごせるよう工夫してあげましょう。
車での移動
車で移動する場合は、以下の点に注意しましょう。
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キャリーをシートベルトで固定する
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エアコンの温度調整に気を付ける
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直射日光が当たらないようにする
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頻繁に休憩を取る

私がタマと長距離ドライブした際、「キャリーケースは固定しなくても大丈夫」と思っていました。しかし急ブレーキ時にキャリーケースが動いてしまい、それ以降タマは車内で怯えるようになりました。
この経験から、安全性確保のためキャリーケースは必ずシートベルトで固定しています。
また、一度エアコン設定を誤り車内が寒すぎたこともあり、それ以来温度調整には細心の注意を払っています。
さらに2時間おきに休憩し、水分補給やトイレタイムを設けることでタマもリラックスして過ごせるようになりました。
電車や新幹線での移動
公共交通機関を利用する場合は、以下の点に気を付けましょう。
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事前に利用規則を確認する
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できるだけ空いている時間帯を選ぶ
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他の乗客への配慮を忘れない
一度、新幹線で猫と移動した際、周りの乗客から温かい声をかけていただきました。事前に猫を連れていることを車掌さんに伝えておいたことで、スムーズな移動ができました。

猫と新幹線で移動した際、キャリーケースに猫を入れ、JRの「手回り品」として料金を支払い乗車しました。座席は足元が広い一番前を選び、キャリーにはフリース毛布をかけて暗くし、安心させる工夫をしました。
移動中はほとんど鳴かず静かでしたが、長時間の移動は猫にとって負担が大きいと感じました。到着後は少し緊張していましたが、慣れると落ち着き、ご飯も食べてくれました。
ただし、長時間移動は負担になるので、途中休憩できるプランがおすすめです。
宿泊先での過ごし方:新しい環境に慣れさせる
旅行先での宿泊は、猫にとって大きなチャレンジです。以下のポイントを押さえて、快適な滞在を心がけましょう。
安全な空間づくり
宿泊先ではまず部屋全体をチェックし、安全な空間づくりを行います。一度ハナが家具と壁の隙間に入り込んでしまった経験から、小さな隙間にはクッションや毛布を詰めるよう心掛けています。また、お気に入りの毛布付きキャリーケースを用意することで、新しい環境でも安心して過ごせるよう配慮しました。
このような個性に合わせた工夫が猫との快適な滞在につながります。
日常のルーティンを維持する
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食事の時間は普段と同じにする
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遊びの時間を設ける
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できるだけ普段と同じ生活リズムを保つ
旅行中も、猫との遊び時間を欠かさないようにしています。特に、長時間の移動後は、猫のストレス解消のために、いつも以上に遊び相手になるよう心がけています。これにより、猫もリラックスし、新しい環境にも順応しやすくなります。
緊急時の対応:万が一に備える
旅行中は予期せぬ事態が起こる可能性があります。以下の準備をしておくことで、緊急時にも冷静に対応できます。
近くの動物病院をリサーチする
旅行先の近くにある動物病院の場所と連絡先を事前に調べておきましょう。
一度、帰省中に愛猫ミケが突然嘔吐し続けたことがあります。幸い、事前に調べていた3つの動物病院の情報があったおかげで、すぐに診察を受けることができました。

1件目が休診でも、すぐに2件目に連絡を取れたのは大きな安心感につながりました。
また、24時間対応の病院も把握していたため、夜間の急変にも備えられました。この経験から、複数の動物病院情報を持っていることは、旅行中の不測の事態に対する心強い保険のようなものだと実感しました。
この経験から「緊急時対応マップ」を作成し、旅行先周辺の動物病院情報(住所・電話番号)や営業時間などを書き留めています。
またペット保険にも加入しており、高額な治療費でも安心して対応できています。
保険に加入する
ペット保険に加入しておくと、万が一の際の医療費の心配が軽減されます。予期せぬ病気やケガへの備えとして非常に役立ちます。

帰省中に猫が急な体調不良で動物病院にかかった際、治療費が高額になり驚きましたが、保険に加入していたおかげで大部分が補償され、経済的な負担を軽減できました。
また、高齢になるほど病気のリスクが増えるため、早めの加入が安心につながります。
猫の個性に合わせた対応:一匹一匹に寄り添う
全ての猫が旅行に向いているわけではありません。猫の性格や年齢、健康状態を考慮し、無理のない計画を立てることが大切です。
年齢による配慮
若い猫は適応力が高い一方で、高齢猫は環境の変化に弱い傾向があります。
私が17歳の老猫サビと旅行した際は、移動時間を短くし、宿泊先でも普段の生活環境をできるだけ再現するよう心がけました。具体的には、いつも使っているベッドや食器を持参し、部屋の配置も自宅と似た雰囲気になるよう工夫しました。
性格による対応
好奇心旺盛な猫もいれば、臆病な猫もいます。猫の性格に合わせて、旅行のスタイルを調整しましょう。
私が飼っていた2匹の猫、活発なタマと臆病なミケでは、旅行への対応が全く異なりました。タマは新しい環境を楽しむタイプで、長距離移動も平気でしたが、ミケは短い外出でもストレスを感じやすかったです。そのため、タマとの旅行では積極的に観光地を巡り、ミケとの旅行では静かな場所でゆっくり過ごすことが多かったです。
帰宅後のケア:旅の疲れを癒す
旅行から帰ってきた後も、猫へのケアは重要です。
健康チェック
帰宅後は猫の様子をよく観察し、異常がないか確認しましょう。食欲や排泄の状態、毛並みなどをチェックします。
私は旅行から帰ってきた後、必ず猫の全身をチェックする習慣があります。一度、短期間の旅行から帰った際、猫の耳に小さな傷を見つけました。すぐに獣医さんに診てもらい、早期に治療することができました。
環境を元に戻す
猫の生活環境を旅行前の状態に戻し、日常のルーティンを再開します。
旅行から帰ってきた直後は、猫が自宅の環境に再適応する時間が必要です。私は、帰宅後すぐにキャリーから出すのではなく、猫が自分からキャリーから出てくるのを待つようにしています。また、お気に入りのおもちゃや寝床を元の場所に戻し、猫が安心できる環境を整えます。
まとめ:愛猫との素敵な旅へ
猫との旅行は、不安もありますが、それ以上に楽しい思い出になる可能性があります。私自身、この18年間さまざまな経験を通じて学んだことがあります。それは、「愛情」と「準備」があればどんな旅も素晴らしいものになるということです。
この記事がお役に立ち、あなたと愛猫との旅が素敵な思い出となりますよう願っています。まずは短い日帰り旅行から始めてみてくださいね!
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